住宅を長持ちさせるための設計思想として、「スケルトン・インフィル(SI住宅)」という考え方があります。聞き慣れない言葉かもしれませんが、これからの家づくりを考えるうえで、とても重要なキーワードです。
スケルトンとは、建物の骨格部分のこと。基礎・柱・梁・床スラブなど、建物を支える構造体を指します。一方、インフィルとは、内装・間取り・設備など、生活に直結する内部の部分です。
SI住宅の最大の特徴は、この二つを明確に分けて設計する点にあります。構造体(スケルトン)は数十年〜百年単位で長く使い続け、内装や間取り(インフィル)はライフスタイルの変化に合わせて自由に変更できるようにするという考え方です。
たとえば、子どもが生まれて部屋を増やしたい、子どもが独立したので広いリビングに変えたい、老後に備えてバリアフリーにしたい、といったニーズに柔軟に対応できます。壁や間仕切りを移動しやすくすることで、大がかりな工事をせずに間取りを変更できるのが魅力です。
また、設備の更新もしやすいため、給排水管や電気配線のメンテナンスコストを抑えられるという経済的なメリットもあります。
「建てたら終わり」ではなく、「住みながら育てる家」を実現するのがSI住宅の本質です。初期費用はやや高くなる場合もありますが、長期的に見ると建て替えや大規模リフォームの頻度が減り、トータルコストの削減につながります。
家族の変化に寄り添い、何世代にもわたって住み継げる家。それがスケルトン・インフィルという発想です。
奈良、名張、伊賀地域で新築住宅、建て替え、リフォームをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
